Welcome to yamagirimoeの日記 !!
メッセージスペースです。
2008/06/29
/01:53
さわやかなdistance
やまぎり 萠
送られてきたこごみ
メールの向こうから
照れと戸惑いが混じった
君の声が 伝わってくる
山菜を摘みにいった二十年前
兎も鶏も猫も子ども達も
遠い切り絵のように
輪郭だけが思い浮かぶ
夏の日差しの中
――さようならーー と
歩き出した君の後ろ姿
そこに辿り着くまで
君とあたしを通り抜ける
大きなエネルギー
君が残していったラジカセ
あの頃のブルースはもう聴こえない
静かに聴こえてくるのは
あたしを育ててくれた 君の心遣い
これが大人の距離
風が雲を動かすように
形を変えて空に広がる
私はその空を眺める
私はその後
詩を書くようになった
今を生きるために
詩を書くようになった
2008/04/29
/23:03
ゴールデンウイークとかが始まるとあたしは熱が出る
毎年同じように熱の汗をかきながら寝ている
体が悲鳴をあげている
湿気が覆いかぶさると毛穴が重く手足は反抗し内蔵までが盾を突く
また痛さの重みが増えてきている
いくら長年付き合っているこの障害にもあきた
とっとっとっと離れておくれ
にっこりしないで離れておくれ
別に私はあなたに頼んだ訳じゃないよ
だけど全部離れてしまうとあたしも今まで生きてきたことの意味が無くなるのかなぁ
あたしの背景が消えるかな
そしたらもう少し付き合うか
酒の入ってない杯でまぁまぁこれからよろしくと頭を下げるしかなく
その通りにしたら体の中の病魔たちも同じように頭を下げていた
まぁそんなものさ
小さな笑いを見つけては大きく笑って暮らしていくんだよ
2008/04/18
/17:38
私は猫と暮らして40年近くになる。その間、病気や事故、家出などの猫たちが居て現在9年目の猫と5年目に入る猫と同居している。前々から猫の絵を描きたいと思う気持ちはあったが、なかなか上手くいかず、パソコンで描こうと挑戦してみたけれど、それもままならなかった。近年携帯が普及し、そしてカメラ付きが主流になってきたのをきっかけに携帯で。私は思い直す。携帯の写メールの機能で思い立つまま、携帯で写す事にした。家の中の物、グラス、ポット、食事、猫のポーズ、などなど。身の回りの物すべて、携帯で瞬間瞬間を撮るようになった。
昔テレビでこの作者岩合さんの海の動物シリーズを観ていた。雄大な海の中で泳ぐほ乳動物達。画面を通していてもカメラの優しさが滲み出ていた。これは長年かけた時間と作者の動物たちに対する愛情からだと思った。
この近年、本屋でよく見るのは岩合さんの海外で撮った猫、国内で撮った猫の写真集をよく目にする。偶然にもあとづけを読むと、それが岩合さんだったりする。
「猫を写す」この新書の中には細かく猫を捕らえ、自然体の猫をどういう風に写していくかということが書かれてあった。何時間も何日も猫が集まる場所に待機し、猫時間にレンズを合わせ、いきいきした表情を切り取っていく。
モノクロで写っているノラが、さすがにこの一流のカメラマンにかかると、気ままな猫と言いながら自然にカメラポーズになるらしい。
猫シンパの私としてはページを捲る毎にわくわくしたり、感心したり、これから携帯カメラを使う折にもとても学ぶ事が多かった。現実には大きいカメラもデジカメも使える状態でない私にも、とても楽しく読むことができた。
我が家の猫たちは私の気持ちも分からず、好き放題に暮らしてる。その一瞬を自分なりに切り取り、楽しんでいる。もう少しと心の中で岩合さんの作品をイメージして写している。もちろん足下にも近づけないが、気分はすっかり岩合さんになっている。